太田市立休泊小学校
耐震改修+大規模改造

 

 

所在地

群馬県太田市

 

 

構  造

RC造 地上3階 搭屋1階

 

 

床面積

2,306.47u

 

 

竣  工

1999年

 

 

掲載誌

・建築知識 no.567

・第10回 BELCA賞

・日経アーキテクチュア No.683

・日本建築学会 技術報告集 第11号

・学校建築年報

・建築師(台湾)

・日本建築学会 技術報告集 第9号

・スクールアメニティ

・新建築 No.24

・NHK放送

・産経新聞

 

 

受賞暦

・日本大学理工学部学術賞 

・(社)建築・設備維持保全協会 

第10回BELCA賞 ベストリフォーム賞

・(社)文教施設協会 

公立学校優良施設 先進的技術部門賞

 

耐震補強と内部改修  
 

 平成7年1月16日の阪神・淡路大震災を契機にして公共建築の耐震改修がすすんだが、単なる構造上の問題と捉えられ、建築計画を考慮した包括的な提案は皆無であった。

 休泊小学校は、標準的ハモニカ型の校舎で昭和49年に建設されたが、3次耐震診断の結果、校舎長手方向(東西)に構造耐力が不足していた。従来工法では、校舎長手にXやV字型の鉄骨材を入れるなどして耐震補強していたが、増築が不可能、外部バルコニーへの移動や窓の開閉ができないなど、肝心の学校機能が大きく制限され、改修後の教育環境は著しく悪化した。「木を見て森を見ず」である。

 そこで、校舎を長手両側からサンドイッチして耐震補強する「アタッチドフレーム工法」を考案して、従来工法の弱点を克服した。この工法により、職員室と特別活動教室を校舎短手方向へ増築し、職員室の屋根をテラスに転用するなどして、育ち盛りの学童のアクティビティーを喚起した。

 一般教室では廊下との間仕切り壁を取り払い、廊下をワークルームに利用したり、教室を拡大してチームティーチングができるようにした。また、教室とテラス間の腰壁を取り払い、廊下-教室-テラスを連続空間にして、ゆとりある教室にした。

 休泊小学校では「アタッチドフレーム工法」の自由な計画特性を利用して、新築と見まがう教育環境に蘇生したばかりでなく、教育プログラムへの提言も視野に入れて設計に望んだ。耐震改修はこれら複合的課題への提言を通してのみ、社会的価値を獲得できるのではないだろうか。

 

改修前

 

 

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