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外観は望見できる現存部分を残し、建造物の主体構造は現在の木組みのまま、屋根裏の木組み構造を部分的に見上げられるように、天井を取り払う。従来の客間(日本間)を残して、蔵に保存された貴重な文献と共に医学の史跡を展示する。生活の場は、広い土間、かまど、暖炉を置くが、厨房、水回り等の機能は最新のものとする。2階は宿泊や広い収納として利用する。
改修計画の基本概念は、いわゆる有機農法を含めた自然、環境と一体となった生活、そして人間探求の場とする。有機農法を実践して改良発展させ、野菜、果物が健康の根本である事を、この北総の名医の家から発信していく。当地に於ける、この有機農法の確立は、当地域の農業の発展と貢献に繋がるであろう。将来的には農作業、生い茂る竹を使う竹細工、養鶏、更に家畜との作業等に知的障害者の参加を考えている。
当家には幕末から明治期にかけての、貴重な郷土史や医学史に関わる歴史資料が残されていることから、地方自治体と連携して、建物の一部で郷土資料の保存と展示を行って一般に公開し、郷土の発展に寄与する。
このようなことから、本計画では住まいとしての保存・再生ばかりでなく、農作業を継続していく活動拠点として、また、地域社会の文化的史跡の保存と継承のために、建物を積極活用する計画である。
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